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2009年3月

2009年3月11日 (水)

スーダン:援助団体がダルフールから追放され220万人が危機に

アムネスティ発表国際ニュース
2009年3月5日

アムネスティ日本 <info@amnesty.or.jp>
http://www.amnesty.or.jp/

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スーダン:援助団体がダルフールから追放され220万人が危機に
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スーダン政府が昨日10以上の援助団体の追放を決定したことを受け、アムネスティ・インターナショナルは本日、220万人が飢餓と病気の危機に直面していると警告した。追放された団体は、オックスファム、ケア、 セーブ・ザ・チルドレン、国境なき医師団などである。

「何百万という人びとが危機にさられており、政治ゲームをしている時間などない」と、アムネスティのアフリカ部副部長タワンダ・ホンドラは述べた。「これらの援助団体は、弱い立場に置かれた200万人以上のために人道援助を行っているのだ」

「これらの援助団体を追放することによって、スーダン政府はダルフールのすべての民間人を事実上人質に取っている。これは、アフリカ連合、アラブ連盟、国際社会全体が最も強い言葉で非難すべき挑発的行為である」

スーダン政府による援助団体の追放は、国際刑事裁判所(ICC)がスーダンのオマール・アル・バシル大統領に対し、戦争犯罪と人道に対する罪の容疑で逮捕状を出すことを決定した直後に起きた。他のいくつかの援助団体は、資産や機材を没収・凍結されている。

「過去6年間にわたりこの紛争の影響を受けてきたダルフールの人びとは、今度は逮捕状に応戦する自らの政府によって罰せられている」と、タワンダ・ホンドラは述べた。

「スーダン当局はただちに、主要な人道支援団体の追放と業務停止命令を撤回し、人道支援活動の遂行を許可しなければならない。他の選択技は絶対に考えられない」

本日、アフリカ連合は緊急会議を開き、逮捕状について協議した。アラブ連盟は昨日会議を開き、アル・バシル大統領との連帯を表明している。アムネスティ・インターナショナルは、アフリカ連合の平和・安全保障理事会に対し、特別聴聞会を開き、援助団体がダルフールに戻ることを保証するという観点に立ってこの問題を検討するよう要請した。

「いかなる国でも同じだが、スーダン政府は国際人道法上、自国の人びとが国際支援を受けられるよう保証する義務がある。大統領に対する逮捕状の有無は、この問題にまったく関係ない」と、タワンダ・ホンドラは強調した。

*編集者への注意:スーダンもすでに批准している経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(社会権規約)によれば、スーダン政府は、自国の市民の経済的、社会的、文化的権利を侵害するような行為を自制する義務があり、義務を果たせないようであれば国際的支援を求めなければならないことになっている。

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2009年3月 5日 (木)

スーダン:アル・バシル大統領の逮捕を求める

アムネスティ発表国際ニュース
2009年3月4日

アムネスティ日本 <info@amnesty.or.jp>
http://www.amnesty.or.jp/

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スーダン:アル・バシル大統領の逮捕を求める
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本日、国際刑事裁判所(ICC)はスーダンのオマール・アル・バシル大統領に対し、人道に対する罪および戦争犯罪の容疑で逮捕状を発行した。この決定を受けアムネスティ・インターナショナルは、アル・バシル大統領は裁判を受けるために速やかに出頭しなければならない、と述べた。

「法は明白である。アル・バシル大統領は自らを弁護するためにICCに出廷しなければならない。もし彼がそれを拒否するのなら、スーダン当局は彼を逮捕しICCに速やかに引き渡さねばならない」。アムネスティ事務総長アイリーン・カーンはそのように述べた。

スーダン国家元首に対して本日出された逮捕状は、30万人以上が殺害され、数千人が強かんされ、数百万人が避難民となったこの紛争において、かつてない大きな動きである。

「この発表は、ダルフールと、そして世界のあらゆる国々にとって、重要なメッセージである。それは、人権侵害の容疑者は、たとえどれほど強大な権力を持っていようとも、裁きにかけられるというメッセージである」と、アイリーン・カーンは述べた。

現在スーダンの憲法では、国家元首はその在職中、刑事訴追から免責されることになっている。しかしながら国際法では、人道に対する罪および戦争犯罪に対する免責は認められていない。

スーダン当局は、スーダンに対してICCに協力するよう命じた国連安全保障理事会決議第1593号(2005年)によって、ICCの逮捕状で名指しされた人間は誰であれ逮捕しなければならないという法的義務を負っている。

アル・バシル大統領がスーダンから出国した場合、彼が入国した国の政府は、逃亡者として彼をただちに逮捕してICCに引き渡す義務があり、大統領に安全な避難場所を与えてはならない、とアムネスティは述べた。

「あらゆる人間は法の下にある。もしあなたが犯罪の容疑で起訴されたならば、裁判所に出廷しその嫌疑に向き合わなければならない。アル・バシル大統領は国際刑事裁判所において、その機会を得るだろう」とアイリーン・カーンは語った。 

*編集者のための注:
国際刑事裁判所はダルフール紛争に関して、アル・バシル大統領に対する案件に加え、その他に2つの事件を捜査している。

・2007年4月、ICCは戦争犯罪および人道に対する罪の容疑で、スーダン政府のアーメド・ハルン大臣とジャンジャウィド民兵の指導者アリ・クシャイブに対する国際逮捕状を発行した。スーダン政府はこれまでのところ彼らの逮捕もICCへの引き渡しも拒否している。
・2008年11月20日、ICC検察官は、ダルフールで活動する反政府武装勢力の司令官3人に対する逮捕状をICCに申請した。検察官は3人の氏名を公表しなかった。この司令官たちは、2007年12月のアフリカ連合スーダン派遣団(AMIS)への攻撃について、戦争犯罪で起訴されている。この攻撃では、平和維持部隊の隊員12人が殺害されている。

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2009年3月 4日 (水)

スーダン:国際社会はダルフールの人びとを守れていない

アムネスティ発表国際ニュース
2009年2月17日

アムネスティ日本 <info@amnesty.or.jp>
http://www.amnesty.or.jp/

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スーダン:国際社会はダルフールの人びとを守れていない
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国連が平和維持軍を展開してから1年以上になるにもかかわらず、ダルフールの人びとの安全を向上させられていないとして、アムネスティ・インターナショナルは国際社会を非難した。

「Empty Promises on Darfur: International community fails to deliver(ダルフールの空約束―約束を果たせない国際社会)」と題した報告書の中で、アムネスティはダルフールの人びとが依然直面している危機を明らかにしたうえで、国連・アフリカ連合合同平和維持軍(UNAMID)に対し部隊とヘリコプターなどの必要とされる物資を供給し、任務を遂行できるようにすることを求めた。

「平和維持軍の派遣によってダルフールの人びとを守るという約束は、空約束になってしまった。UNAMIDは慢性的に物資が不足しており、殺りくを含めた民間人への攻撃はいまだに続いている」と、アムネスティのアフリカ部副部長タワンダ・ホンドラは述べた。

「女性たちは依然として強かんなどの性的暴力の危険にさらされている。不安に満ちた社会の中、犯罪は裁きを受けることなく横行している」

「一連のスーダン政府と反政府武装グループの衝突の中で最近起こったムハジェリアでの戦闘によって、数千人にのぼる民間人が避難を余儀なくされ、多数が殺害された」アムネスティは国連安全保障理事会に対し、 2007年末にUNAMIDがアフリカ連合スーダン派遣団(AMIS)から任務を引き継いだ際に約束した、UNAMIDへの必要物資の供給を確保するよう求めた。

「言葉だけでは足りない。ダルフールでの暴力をただ嘆いたり、装備が十分でない部隊を派遣したりすることは、何の役にも立ちはしない」と、タワンダ・ホンドラは述べた。
「UNAMIDは、ダルフールの人びとを守ると同時に自分たちの安全も守ることができるよう
にしなければならない。UNAMIDが配置されて1年以上も経つというのに、民間人が依然として危険にさらされながら暮らしている事実は到底受け入れがたいことである」

アムネスティは、部隊やその他の必要不可欠な人員をUNAMIDに派遣することを約束した国々に対し、派遣される人員の適切な訓練と速やかなダルフールへの派遣を確実に行うよう要請した。またアムネスティは、広く国際社会、特にUNAMID支援国グループのメンバーである中国、南アフリカ、エジプトに対し、影響力を行使し、UNAMIDが緊急に必要としている軍装備品がただちに供給されることを保証するよう要請した。特に米国、中国、ロシ
ア、日本、オーストラリア、エジプト、南アフリカ、EU諸国は、ヘリコプターその他の必要不可欠な軍装備品のUNAMIDへの供給を約束し実行しなければならない。

*報告書「Empty Promises on Darfur: International community fails to deliver(ダルフールの空約束―約束を果たせない国際社会)」の全文(英文)は以下からご覧になれます。
http://www.amnesty.org/en/library/info/AFR54/001/2009/en

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